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民事信託 第5回:【「うちは普通」の落とし穴】

「うちは普通」が一番危ない?民事信託は身近な家族のための制度
「信託なんて、資産家や地主さんが使う難しい制度でしょ?」「うちは普通の家だから関係ない」。そう思われている方にこそ、ぜひ知っていただきたい事実があります。実は、民事信託が必要になるケースの多くは、ごく一般的なご家庭なのです。
例えば、主な財産が「今住んでいる自宅」と「いくらかの預貯金」というケース。もし世帯主が認知症になり判断能力がなくなると、自宅の修繕も売却もできず、預金も引き出せなくなる「資産凍結」のリスクに直面します。資産家であれば他の資金でカバーできるかもしれませんが、一般的なご家庭こそ、この凍結が生活の破綻に直結しやすいのです。
民事信託は、決して特別な人のためのものではありません。大切なのは「金額の多寡」ではなく、「その財産が凍結されたときに、家族が困るかどうか」です。認知症は誰にでも起こりうる可能性があります。だからこそ、備えも誰もができるものであるべきです。
「うちは大丈夫」という根拠のない自信が、結果として家族を苦しめてしまうこともあります。まずは現在の家族構成や資産の状況を整理し、もし今、自分や配偶者に何かあったらどうなるか、シミュレーションしてみることから始めませんか? 私たちは、どんなに小さな不安にも寄り添い、身近なパートナーとして解決策をご提案いたします。