コラム

Column

老人ホーム入居費用は実家売却でまかなうべきか?資金計画の考え方


老人ホームへの入居を検討し始めると、必ず直面するのが「費用をどうやって用意するか」という問題です。中でも、実家の売却資金を入居一時金や月額費用に充てることを考える方は少なくありません。

ただし、「実家を売れば何とかなる」と漠然と考えたまま話を進めてしまうと、いざ資金が必要になったタイミングで売却が間に合わない、という事態にもなりかねません。実家の売却には、査定·媒介契約·販売活動·引き渡しまで、一定の期間が必要だからです。

本記事では、老人ホームの入居費用を実家売却でまかなうことの是非と、逆算して考える資金計画·売却検討を始める目安について解説します。

1. 老人ホーム入居費用の内訳を知る

老人ホームの費用は、大きく分けて「入居時にまとまって支払う費用(入居一時金など)」と「毎月継続的にかかる費用(月額利用料)」の2種類があります。施設の種類やプランによって金額の差が大きく、入居一時金だけでも数百万円から数千万円までと幅があります。

まずはご家族が検討している施設の費用体系を確認し、「いつまでに」「いくら」必要になるのかを把握することが、資金計画の第一歩です。

2.
実家売却でまかなうという選択肢のメリット·注意点

実家の売却資金を入居費用に充てることには、預貯金を大きく取り崩さずに済む、相続財産を早い段階で現金化できるといったメリットがあります。一方で、以下のような点に注意が必要です。

  • ・売却には数ヶ月単位の期間がかかり、希望通りの金額·時期で売れるとは限らない
  • ・売却を急ぐと、相場より低い価格での成約になりやすい
  • ・実家に住んでいた親や家族の心情的な整理も必要になる

「実家を売ればまかなえる」という前提だけで入居契約を進めるのではなく、売却の実現可能性も含めて資金計画を立てることが大切です。

3. 「いつから売却を検討すべきか」を逆算する考え方

資金計画で特に重要なのが、「入居費用が必要になる時期」から逆算して、売却検討を始める目安を決めることです。一般的に、実家の売却は査定から引き渡しまで3~6ヶ月程度、状況によってはそれ以上かかることもあります。

例えば、半年後に入居一時金の支払いが見込まれる場合、その時点から動き始めても間に合わない可能性があります。入居の話が具体的になった段階、あるいは入居を検討し始めた段階で、並行して実家売却の相談を始めておくことで、資金と時期のミスマッチを防ぐことができます。

4. 資金計画を立てる際に確認しておきたいポイント

  • ・施設の入居一時金·月額費用の総額と支払いスケジュール
  • ・実家の想定売却価格(査定額)とおおよその売却期間
  • ・売却資金以外に充当できる預貯金·年金収入などの有無
  • ・売却が計画通りに進まなかった場合の代替案(つなぎ資金など)

5. まとめ|資金計画は「入居前」から始めるのが安心

老人ホームの入居費用を実家売却でまかなうこと自体は、有効な選択肢のひとつです。ただし、売却には一定の期間が必要になるため、「入居のタイミング」を起点に、いつから売却を検討すべきかの目安を持っておくことが重要です。

資金計画は、入居を具体的に決める前の段階から少しずつ準備を進めておくことで、いざという時に慌てずに対応できます。

地域密着をもとに相模原市を始め、近接する市町村エリアにおける、不動産管理・売買をはじめとした、不動産に関連する様々なサービスをワンストップで提供しております。

実家の売却タイミングについてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

LINEで相談


TOP